ありきたりの文章に見えて実は裏がある文章
実は、前回書いた記事、SNSに現れる見えないSOSには、一見中身が薄いようで、しっかりとした根拠がある。
今回はこのテーマに対しての根拠となぜこのように話したのかを解説していこう。
さて、この話し方、前回と違った書き方にお気づきだろうか?
人は話し方で印象ががらりと変わる。
私は意図的に文章のテーマに応じて言葉遣いを調整しているので、気になる方は、なぜこうした話し方をしているかを今回も注目していただければと____
考えることの重要性については考えをやめた、人間に未来はないにも述べている。
結論:人は感情で動くから、以上。
簡潔なものだといい。
なおさらいい。
ということで、簡単にまとめた。
感情で動くのは生存本能に直結するから
人間はの古い脳、つまり恐怖を感じる扁桃体や記憶を長期的に残す海馬は、感情で動く。
よく、有名なアンデシュハンセンで知られる「スマホ脳」でも書かれているように、扁桃体というのは、古い脳であり、扁桃体であり理性が効かなくなる。
つまり、「闘争か逃走するか?」という状態で物事を判断する。
天敵に遭遇したとき、何もしなければ殺される。
そこで、
この時、恐怖を引き起こせば、危ない状態に対して瞬時に動ける。
すなわち、共感力というのは、相手の感情をコピー(ミラーニューロンという細胞が実際は相手のことを想像し考えることで感情を模倣する)することで、生き延びたのが我々人類祖先だ。
つまり、多くの人が共感ベースで難しいことを言わないほうが納得しやすいのは、感情で判断することのほうが優先順位として脳の機能が高くなっているからと見て良いだろう。
感情がコントロールできないほどに陥るのは、人間の危険信号
つまり前回の記事、SNSに現れる見えないSOSには書かなかったが、人はストレスが過度にかかると、扁桃体という部位が暴走し、不安や恐怖に襲われる。
だが、そんな状況で冷静な判断でいられるわけがない!
人は古来より、ストレスに対して、逃げるか、闘うかの二択で生き延びていたという。
ならば、それすらできない、現状では、難しいことを頭で考えるなんて到底できやしない。
仕方ない、人間だから。
なら、どうする?
実は「今ここを意識」するは科学的にも理にかなった方法である
さて以前の記事、SNSに現れる見えないSOSにはきちんとした科学的根拠が存在する。裏付けとなるデータも一部解説しよう。
30,483人の参加者を対象とした336件のランダム化比較試験(RCT)におけるMBIの効果を検証した44件のメタアナリシスに基づくと、マインドフルネス瞑想に基づく介入は、PICOSの種類によってエビデンスが強く異なるものの、確かに大きなトランス診断的可能性を秘めていることが明らかになった。したがって、MBIを介入群として活用することは、少なくとも部分的には科学的エビデンスによって裏付けられている。既存文献の限界に留意しつつ、これらの介入を評価するための、継続的かつ厳密な実験研究が求められている。
The empirical status of mindfulness-based interventions: A systematic review of 44 meta-analyses of randomized controlled trials
要約すると、研究対象によって効果は変わることがあるが、研究結果により全く効果がないといえないため、マインドフルネスの効果には期待があるということ。
また、オンラインマインドフルネス介入による効果によりうつや不安、ストレスの軽減が中程度の効果とされている。
Effectiveness of online mindfulness-based interventions in improving mental health: A review and meta-analysis of randomised controlled trials
個人の参加者データのメタ分析(自分を客観視する分析)により、マインドフルベースプログラムは介入から、6か月後の心理的ディストレス(不安や鬱を含む不快な精神体・感情的体験)を優位に減少させることが確認されている。
また、慈愛瞑想が共感、思いやりに繋がり行動結果に表れることが示されている研究もある
A Systematic Review and Meta-analysis of the Effects of Meditation on Empathy, Compassion, and Prosocial Behaviors
グラウンディングのように、緊急的な場面や、トラウマを想起させた場合、今ここに集中させることが必要となってくる。
ちなみに、グラウンディング技法は、外傷を受けたクライアント、PTSD、解離を経験する人々に対する重要なスキルとして広く使用されており、圧倒的な記憶や強い感情、解離状態にある人が「今ここ」を認識するのを助けることにつながり、複雑性トラウマと解離を持つ291人の外来患者を対象とした無作為化対照試験では、Finding Solid Ground(FSG)プログラムにより感情調節、PTSD症状、自己共感、適応機能に大幅な改善が見られていること確認されている。
The effects of grounding (earthing) on inflammation, the immune response, wound healing, and prevention and treatment of chronic inflammatory and autoimmune diseases
なぜ、今ここに集中することが効果的なのか?
脳のデフォルトモードネットワークと関連していると考えられている。
デフォルトモードネットワークとはいわば、人がぼーっと知ってる状態の時に活性化しやすい。なぜかというと、人の意識は、暇だとろくでもないことを考えるようになっているからだ笑
悪いことばかりでもない。
たとえば、通称デフォルトモードネットワーク(DMN)は、深い思考を促したり、時には創造性を高めるという。過去の記憶を思い出したり、未来の計画など内向的な判断処理とし関与し、自分とは何かを突き詰めるための「自己感」に関わる要素だ。
②デフォルトモードネットワーク(DMN)=創造性の源泉
DMNとうつ病などの精神病は密接に関係している
しかし、うつ病やPTSDなどの精神病が関係してくると、このDMNが、逆に活性化しすぎる。
いわば神経活動の異常が起こるといったことが挙げられる。
特にうつ病やPTSDなどの精神病は、DMNが活性化するでこの過去のことに傷つけられた過去の辛い記憶や、傷つけれた言葉などを自分の言葉に置き換えて、傷つけてしまう。
そのために、反芻思考(はんすうしこう) といって過去の辛い過去や暗い考えが何度もよぎってしまう現象が起きてしまう。
Default Mode Network Abnormalities in Posttraumatic Stress Disorder: A Novel Network-Restricted Topology Approach
[Rumination and Default Mode Network Subsystems Connectivity in First-episode, Drug-Naive Young Patients with Major Depressive Disorder] (https://www.nature.com/articles/srep43105)
「今ここに」集中することはなぜ大事なのか
結論からいえば、DMNの過剰な活性化を食い止め、扁桃体の暴走を抑えることができるからだ。
瞑想中や、今ここに集中することは内部の世界を見つめることではなく外部の状況に集中することで、不安や辛い思い出を別に注意を向けることで、脳のリソースを縮小し、メモリを開放することができる。
つまり、海馬(記憶力・学習)学科精化し、扁桃体(感情・ストレス反応)の縮小により、認知機能が高められるというわけだ。
さらに長期的な瞑想が有効とされているのは恐らく、脳の記憶回路が辛い記憶にアクセスしづらくなるからだろうと思って調べてみたが、
まさにその通りだった笑
New Research Reveals That Meditation Induces Changes in Deep Brain Areas Associated with Memory and Emotional Regulation
脳のリソースが解放されれば、否定的な感情の偏り(ネガティビティバイアス)による負の神経回路を形成しにくく、感情の安定化や、現在の状況を俯瞰的にみつめることができるといわれている。
以前の記事はどうして、データを添えなかったのか?
と、ここで、本題だ。
あえて答えを載せない笑
気になることがあれば、この記事を拡散して、自分の意見を載せてみるのもありだろう。
どう使うかは君次第だ。
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