言葉が壊れても、それでも伝えたい、SNS時代の「見えないSOS」と心の回復
あなたの言葉は、本当にあなたの心を映しているのでしょうか?
「今日もお疲れさまでした」
「いいね、ありがとう」
そんな日常の言葉の裏で、本当は何を感じていますか?
SNSの短い文章や絵文字や顔文字だけで、私たちの心は本当に伝わっているのでしょうか?
いいえ、私は、そう思いません。
SNSの中では、表面上は苦しみを言葉に出さなくても、内面ではかなり精神が病んでいるであろう人、人にやさしくありたいと感じるのに、そんな余裕がなくて辛い言葉を吐いては自分を責めてしまう人、そうした言葉がSNSの中にはちりばめられているからです。
私がこの言葉に気が付くということは、過去私もSNSの中で病んでしまった経験があるからです。
SNSで病み投稿をするのが怖くなったのは、言葉自体が信じられなくなったからです。過去の虐待やいじめ、パワハラがトラウマとして残り、統合失調感情障害の症状が重なると、頭の中が霧のようにぼやけて、シンプルな文すら組み立てられなくなりました。例えば、躁状態では言葉が溢れすぎて支離滅裂になり、鬱状態では何も浮かばない。SNSで「今日も頑張ろう」って投稿しようとしても、指が止まって「本当に頑張れるのか?」と自分を責めるループに陥るんです。
特に辛かったのは、人間関係のリセット衝動。フォロワーを外したり、DMを無視したりして、孤立を深めてしまいました。あの頃は、言葉が「壊れる」って実感しました。記事を書こうとしても、頭が回らず、ネタが浮かばない。2025年7月30日も、夢で過去の記憶がフラッシュバックして、一日中ぼんやり。記憶を思い出してるわけじゃないのに、創造性がゼロになるんです。そんな時、SNSは味方じゃなく、プレッシャーの源でした。
この記事では、私が日常で、本音を出せないために、SNSで病んでしまったことについて触れています。
私の体験が誰かの参考になったら幸いです。
ぜひ、記事を読んでくださったら、SNSなどで感想を頂けますと幸いです。
見えない「SOS」、SNSの言葉に隠された心の叫び
「この投稿に共感したら、ぜひ、いいねください」
「頑張っている姿、いつも励まされます、自分も頑張らないとって思います」
など一見、ポジティブなように感じられる言葉の背景に淋しさや孤独が入っているケースもあるということをつい私も見過ごしがちになります。
必ずしも「消え去りたい」「死にたい」などの分かりやすい形で心のSOSが表現されるとは限らないのです。
こうした孤独は「いいね」がたくさんついて一時的に安心しても、「いいね」がないと自分の不安感を募らせてしまう原因になるかと思います。
私は逆にいいねをもらうのが苦手だった。
私は「いいね」をもらうこと自体、恐怖を感じていました。
それは他人に期待に応えなければという表面上の自分を演じきらなければと、常に疲れた状態で自分を鼓舞し何とか乗り切ろうとしていたのです。
それでも限界は来ました。
他人の投稿を見ては落ち込み、自分はダメな人間だと落ち込み鬱が悪化したことがあります。
しかし、こうしたことは、いいねをもらっても、もらわなくても、どちらにせよ、他人への期待に応えよう、頑張らない自分がダメな人間なんだとして、自己批判に傾くことは確実でした。
完璧でなければいけないプレッシャー
常に、自分を演じ続け、期待通りじゃないとフォロワーが離れていくというSNSの場面で私は壊れていたんでしょうね。
ありのままの私だと認めてもらえない恐怖もありました。
子供のころから、私は「人間の屑」と親から言われ続けたり、教師には「バカ」と言われたり、いじめから救ってもらえなかった頃から、傷ついた経験がいまだに忘れられません。
いじめに対して向き合ってくれた教師も確かにいましたが、いじめが陰湿化して結局、人間不信が重なりました。
そのため、私は常にいい人でいなければ、頭が悪いからもっと勉強しなければと努力を続けるようになりました。
たとえ、相手が傷つけるような言葉を発しても自分が悪いからだと自分を責めていた高校時代は、本当に自分が消え去りたいと思ったぐらいです。
SNSでもそうした自分が現れていたのでしょう。
どの人の言葉も、信じ切れずに私は、SNSのフォローを外して、私がフォローしているから、フォローが外せないなら迷惑なことをしていると実際に、フォローをほぼ0に近いほどにしたことがあります。
過度にポジティブな言葉を使う
本音が出せない分、前向きな発言が多く、病状が見られないため、本当の心のうちを理解してくれる人は少ないです。
実際、SNSでもそうした人も少なからずいるのでしょう。
そうしたとき、過去の自分を見ているようで、落ち着かなくなります。
私自身は「完璧な人間なんていない」と言ってるのですが、自分のことになると、完璧主義に陥りやすいのは、自己防衛の本能が働いているからだと思います。
完璧でなければ攻撃されると、無意識に学習した過去のトラウマが、ありのままの私を許してくれません。
デジタル時代の情報リテラシー
文章だけではわからない相手の本当の気持ちを理解するには、相手の背景を深く知る必要性があるでしょう。
私がそうであったように、SNSだけで、人柄はわかることは難しいと感じますが文章ににじみ出るその人の人柄を知ることは、積み重なった文章で垣間見れることもあります。
特に、どうしてその背景にその言葉が生まれたのか、相手を一方的に決めつけないで、見つめることも必要だと考えられます。
次回予告「私の言葉が壊れた日、心の不調が文章に与える影響」
次回では文章を書けなくなった時の私の体験をお話していきます。
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